北京の人々
最終日はフリーなので連チャンの王府井は飽きた、と叔父さんが言うので北京駅へ行こう。
地下鉄に乗って王府井から北京駅へ行くのは面倒で、大した距離ではないのに乗り換えなければならない、その前に「地下鉄とかは怖いから乗らない」と、これまた叔父さんが言うので歩いてゆくしかない。20分ぐらい。
12車線もある大きな道を渡るのはたとえ信号が青であっても渡るのにはかなりの勇気がいる外国人なので、地下道を通って・・・階段を降りる時に何気なくスナップをしたのが右の写真。
地元の若い女性だろう2人組が先を降りていた。その先に地方から北京に旅行とかに来ていたのだろう親子みたいな2人が立っていた。
地元の若い2人連れが降りきったところで、その親子のお母さんが「○×は何処でしょうか?」と聞いているのが聞こえた。
聞かれたその女性、一瞥しただけで歩調を止めず歩きながらそのお母さんの顔を見ずに手を斜めに上げて右先を差しながら通り過ぎていった。方法は別として教えてくれたことに、そのお母さんはお礼に頭を少し下げた。
ええぇーー?これってあり?
行く先に怪しげな新興宗教勧誘員、または放し飼いのゴリラやバッファローがいたら、指なんか上げずに早々に立ち去るけど、このねーちゃん達、あまりにも冷た過ぎやしないか?生まれてこのかたこんなのを見たことがなかった。
そしてこのお母さんも、そんな態度に対しても礼を述べるリアクション・・・もしかしたら中国内の出身地によってかなり差別や偏見が当然のようにあるのだろうか?たった数日滞在での印象だったけど。
日本でこのおかあさんなら確実に「このバカアマ〜!」と罵倒するだろう。
ホテルから歩いて30分、やっと北京駅に着いた。
近代的かつアジアンテイストのある中国随一の駅、と言っても過言ではないくらい立派な駅だ。駅の周辺にはさすが北京、すごい人だかりで混雑して・・・でも、混雑し過ぎじゃないか、いくらなんでも。
駅舎まで行ってみたら、駅舎入り口にいきなり改札口があり、電車に乗る為に切符を持った人じゃないと駅構内には入れない。
つまりそれ以外の人達は外で、ということになる。なるほど。
でも、日差しの強い6月の北京、みんな小さな軒下に集まって猛暑を凌いでいる、だから余計混雑してしまう。
その集まっている人々を見ていると人種のるつぼ風にいろいろな地方からの人達に見受けられ、言葉が悪いが、どことなく垢抜けていなくて服装も家からそのまま着たきりで来たような、いわゆる、田舎モン、ダサイ、野暮ったい、臭い・・そんな言葉がマッチしそうなのが多く、先の北京人の対応に対比してみると、結局根底にはこういう意識と態度がまだ残っているのが今の中国、と感じた。
ツアーコース以外のリアルタイムの市井の町並みを歩いたので少しゆとりが出た叔父さんは「けん坊、ホテルまで地下鉄で帰ってみようか」。
駅前広場に地下鉄の入り口があり、切符売り場はその入り口にあって・・・すごい行列だ。
パスモみたいなのが当然あるのだが、並んでいるということは北京に長く滞在しない人が多いのだろう・・・たった2元(25円)なので並んで買うのはやぶさかじゃないけど、それが炎天下でのことだから「叔父さん、並ぶだけでも時間がかかるから歩いて帰ろうよ」。
帰りの空港にて、税関も無事通りあとは出発ゲートへ、という時に、タバコが吸いたくなってその辺にいる売り子のねーちゃんに「喫煙所はどこ?」。
そのねーちゃん、私の顔を見ずにこれまた手を上げて後方を指さした。ついでに言えば、ちょっとあごも上げていた。国際的友好見地からして胡錦涛首席、こういう中国人女をバコバコにしても良いでしょうか?
北京人は都会育ちで優秀で素晴らしい、だから他の地方出身者への見下し意識が常日頃からあるのだろう。
中国、まだまだ民度が低いなぁ、と思った。
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