風邪で王府井
毎日が30度を超える暑さだったが湿気があまりないので同じ30度でも東京より過ごしやすいのだが、暑いことには変わりがない。
当たり前だけど訪れる場所の殆どは屋外で、ギンギンギラギラ太陽の炎天下をガイドの掲げる旗の後をカルガモ親子のようにひたすらついて歩きまわる。
バスに戻ればクーラーが効いていて気持ち良く、思わず次の移動先までZzzz・・これが原因で初日の夜に風邪をひいてしまった。
風呂に入り部屋で叔父さんと一杯やっていたら急に悪寒が走り寒気ゾクゾク〜ゾク〜そのまま寝た。
翌日は体がだるく鈍痛もある、熱は37度3分。観光から戻ってきてすぐホテル隣の王府井の薬局へ行った。
体がダルい、頭痛がする、1日に何回飲む、1回に何錠飲む、というのは中検4〜3級問題でさんざんやったので問題がなかった。勉強していると役に立つこともあるもんだな。
薬剤師が3つの薬箱を出してきて「どれが良いですか?」。そんなの私に聞いても分からんよ、効果が早いやつで「我想藥得很快」と言ったら写真のを選んだくれた。15元(200円)。
ガイドブックやブログ等にも記されているが、中国でのちゃんとしたお店での買い物は独特で、まず買いたい物が決まると薬剤師がメモ書きをくれる。それを持って支払いコーナーへ行きお金を払うと引き換えに領収証みたいなのをくれるので、またそれを持って先ほどの薬剤師のところへ行って品物と交換する・・混雑していたらかなり面倒で時間がかかる。
中国人は忍耐強いのね。と思ったら埼玉大宮のロフト1F売り場がこのスタイルで、なんで300円の買い物であっちこっち往復しなきゃならないんだ!2度と買い物しないぞ。
あちらこちらで王府井は北京の銀座と聞いていた。実際行ってみると、そうかぁ?
どっから見ても道幅こそ広いが浅草の仲見世と上野御徒町界隈を足したような感じだ。
北京の代表的な写真館&カメラ屋という「中国照相」へも行ったが、規模は地方のコイデカメラかキタムラぐらいだし、建ち並ぶ店の種類も大きな書店などがあるものの普通の商店街風だ。
それでも中国からすれば大きな進歩なのだと思うが、初めて北京へ行く人には「王府井は北京の上野御徒町」ぐらいに言う方が誤解が少ないと思った。
1年半学んだ私の中国語だけど、思いの他面白いように通じたのにはびっくりした。向こうの言っていることも分かる比率が多い。へぇ?
もちろん、たいていが買い物時で、買ってもらうには客の言っていることをちゃんと聞かなければならない、かつ外国人などの多い北京とすれば、私のあやしい中国語もなんとか通じた、ということだと思うけど。
通じる比率で言うと、北京:台北:台中で、5:3:1。何を言っているのか分からない、という「聽不懂」をついぞ聞くことがなかった。
より高い金を払って台中じゃなくて北京に短期留学をしていればもう少し語学力が上がっていたかも。が、もともと台湾が好きで台中に行ったのだからこれはこれで良いのだけど、やはり聞かれれば「北京で勉強するのが一番」と言ってしまうだろう。
いろいろなところから人が集まるのは北京も同様で、何軒かのレストランとかで「美味しい」という意味のハォチーをハォツーと言っていた店員がいた。
台湾のツー(ci)ではなく、chの発音 + u。
南方の人ですか?と聞いたら、いや東方だけど、といずれも答えた。同じ中国語でもいろいろな方言があるみたいだ。
あまり好きではなかった英語のように口の中でモゴモゴ言う不明瞭的な北京語のer発音(兒/儿)だけど、この単語を言ってくれると一瞬時間が空くので前の言葉を理解しその次の発音を聞く準備ができるゆとりが生まれることに気づいた。結構便利なのね、er発音〜。
以前スペインにて、おまえはアラブ人か?と聞かれ、NOと答えたら、それならユダヤ人か?と言われ、嬉しいんだか悲しいんだかよく分からない経験があったが、今回2人の中国人に「あんたは台湾人かい?」と聞かれた。
服装は黒い夏用半ズボンに原色のアロハシャツ。台湾ってこういうファッションが多いのだろうか?
アジア系ならどっから見ても日本人だし、少しズレても韓国人ぐらいじゃないかと思うのだけど奇遇にも台湾とはねぇ・・・台湾っぽい中国語を喋ったというのは限りなくないと思う、それほど語学力がないからだ。er発音を全くしないというのもあるけど、それだけじゃ直線的に台湾人にはならんでだろう。何よりもこれが一番不思議だった。
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