台湾短期留学滞在記
【 台湾のバスは〜♪ 】 2010.1.19 0:16

写真左:小学校のセデック語の勉強なのだろう。さようならの意味の「再見」がSwayay ta da、サヤイタダ、とか?面白いなこういうの。
写真中央:学校の正門もセデック族の模様で綺麗にデコレート。可愛い。
写真右:饅頭を作ってくれているあんちゃんと子供たちをスナップ。

 帰りのバスは15時40分、2時間ぐらい時間があったので、再びテクテク歩いて、きんちゃん宅へ向かう。
 奥さんのバイクだけがあってドアは開いている。でも人の気配がない。ちょっとその辺までとかかな?

 春陽部落全体をスナップしたりタバコを2本吸ったりして時間を潰していたけど戻ってくる気配がないので、メモ書きしたのをドアに挟んで辞す。
 「また来るねー、きんちゃん」
 写真ちゃんと届いたのだろうか、それだけがちょっと気になった。

 戻っても時間が余っているのでまた機織りの工房へ行き、休ませてもらう。
 旦那は相変わらず「うちの息子はねぇ・・・」のリピートだ。
 山奥の奥の奥に行き止まりの廬山温泉があってそこを15時30分発のバスが出るので、春陽部落へは15時40分。
 15時35分に一応バス停で待つことにした。

 ぜんぜん、来ねーよ。
 バス停前のカラオケ兼万屋も何故か今日は閉まっている。
 日曜日でも開いていたのは正月だったからか?
 前回、埔里まで85元(240円)なのに釣りはないと言われしぶしぶ100元紙幣を出したので、今回は小銭を用意していた、が、来ない。

 今回は先週のように同乗の女の子もいないし、そのお友達の元気が良過ぎる「北島」もいない。
 時計は16時ちょっと前、かなりヤバいんだけど、最悪は廬山温泉発の台中行き直行最終便の16時があるので、まだセーフ。
 最終っつーたって1日3往復ぐらいしかないけど。

 16時20分、やっとやっとその最終バスが来た。
 結局前回同様、1時間近く待った訳だ。
 エコーの効き過ぎた大音量のカラオケは聞こえてこないので「昔の名前で出ています」もない。
 私はひたすらアミンの「待つわ」だ。
 15時30分のバスはどーしちまったのだろうか?南投客運のサイトでは日曜日も運行と記してあったのに。
 聞いてもその言い訳は分からないのでやめた。

 うへ、春陽〜台中は200元だ。85元以外は5,000元札しかない。
 「埔里で多少停車するでしょ、その時に両替するから良い?」
 「埔里は休憩しないので手前の霧社で両替してくれ」

 霧社で停まったけど、どこが切符売り場だから分からない。
 良く聞いたら目の前の乾物屋、ぶひー、何も看板が出ていない。不慣れな外国人迷うだろうな。
 運転手、表に出て一服。
 戻ってきて、どうも、と言って200元渡してバスに乗るも、運転手は吸い続けている。運転手の一服が終ってバスは出発〜!
 バスは中古風のリムジンバスでガラガラ、埔里までリクライニングしてグガーのZZzzzz。

 いつもの埔里駅に止まったが確かに休憩はなかったけど両替する時間はあった。何故なら、運転手、また一服吸っているからだ。
 やっと出発していざ台中へ、と思ったら数分後、今度は南投客運のバス操車場内に入って停車。
 どうやら料金回収をしているらしい。
 係員に「トイレに行く時間がある?」と聞いてトイレへ行ったら、先ほどの運転手、また、くわえタバコでシャ〜、隣で私も連れション。
 数人乗客がいるけど誰も文句を言わない・・って、みんな寝ている。
 台湾の運転手、諸外国に比べ、かなりストレスが溜まっているようだ。

 とは言え、多少中古風のボロであってもリムジンの大きな座席のリクライニングになっているのは素晴らしい。
 日本の田舎での1時間ぐらい走るバスは、渋谷発新橋行のバスと同じだったりもするからだ。

 日曜日の都市への高速は混んでいる。
 こんなマイーペースな運転手のバスは定刻通りに走るのだろうか。
 手前、台湾新幹線の高鉄台中駅に着いたのは、定刻の6時10分より早く6時ちょっと過ぎ。
 少し待って誰も来ないと思ったのだろう、なんと6時7分ぐらいに出発してしまった・・ということは廬山温泉を定刻の5分前に出発したっておかしくない。
 なんとまぁ、スペインみたいな台湾のバスだよ〜。



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