丘の上に住んでいる自分は 谷底のバス停に向かい 体も靴も傘も財布も 風に押されて落ちて行く 時々魂が先に行く ちょうど来たバスに乗り込んで 他の部分がやっと追いつく 料金を払っている姿を 魂が座って見ている