市立図書館の閲覧コーナーは 三十人分ほどしか席がなくて 開館十分後にはいつも満席
図書館の近所のグラン・カフェには 貸出図書や参考書を手にした人が やって来る 大きな窓は一面の緑 大きなテーブルは学習机となり 人々は思い思いの本を広げる 私も 座る位置決めをして本を読む
カウンターの奥のマスターも コーヒーカップ片手に 好きな本など読んでいる 「ケルトの風に吹かれて」とか 「人間の土地」とかが レジの側に置いてある