あの白い夾竹桃の 花びらのひとつひとつが 実は同じ形でないことや あのもやもやとした羊の群れが 全て違った顔立ちをしていることを 観察すればすぐに知る
自分は誰とも同じでないし 幸や不幸は 誰のものとも違う 周りの程度を確かめて 安心したり嘆いたりするのは あまりにも無邪気
今は沈思黙考のうちに 自分を探すこと たったひとつの存在を 大切に そしてまた新しい旅に出よう