グラナダから帰国
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空港行きバスの時刻表 |
6時に起きるつもりが5時半に起きてしまったのは、自分の中であれだけ大騒ぎをしていた7時半発の空港行きのバスにこれから乗るからだ。
スペインへ来る前、ネットで調べたところでは、空港までのバスは市民ホール(Palacio Congresos)から空港までの路線のみがあり、その途中のバス停にはグランビアやバス駅などがあることが分かった。
一番便利なグランビアのバス停だが、他の市内バスのとは違うところにあり、その場所も頻繁に変わっていて、グラナダの観光センターでも詳細がよく分からないらしい、という情報等がサイトではてんこ盛りであった。
さすがにバス駅なら確実に変更なく停まるだろう、というところから隣のホテルを予約し、事前にバス駅にて時刻表もらってきた。
バスは3ユーロ(400円)、タクシーだと一律的に30ユーロ(4,000円)。荷物もあるし帰りなのだからタクシーの方が楽で良い、というもあるが、ちょうど飛行機の時間に合うのがあり、また緊急でもないのでバス利用を前提とした次第である。
もっともその時刻表を見ると、その日の全てのグラナダ発の時刻の1時間半前に着くようだ。しかしホテルに置いてあった時刻表には、始発のPalacio Cpngresosと空港着の時刻しか表示されていない。
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グラナダのバス駅 |
バス駅にはちゃんと7時半に空港行きのバスが来た。
ちゃんと定刻通りに出発し普通に走っていた割には、きっちり15分遅れて着いた。グラナダ〜バルセロナ間はコードシェアでのLCCのブエリングが仕切っているので、予想通り空港チケットは1枚しか発券されなかった。一応確認したらバルセロナで荷物を引き取り、再度カウンターにて発券申し込みをしてちょうだい、とのこと。荷物を乗せたら22kg、来る時とあまり変わらない重さだった。
グラナダ空港は小さいのでタラップまで歩いてゆかなければならないのだが、それがより旅をしている感じがし、日本では殆ど飛行機に乗らないのでよりお上りさん風に嬉しくなる。
11時着で、バルセロナ発は16時半。以前のマラガ空港での2時間前のカウンターオープンを考えたら、こんな重たい荷物と一緒に3時間半、何をしたら良いのだろうか、と憂鬱になっていたら「1時に開くよ」と案内があり、再び幸せになった。
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ヴエリングの飛行機 |
搭乗券はちゃんと成田までの2枚をくれたので、後顧の憂いはなくすぐさま税関を通り、中のショッピングモールにて昼食をとった。フライドポテトとドリンク、スペイン風サンドイッチのボカディージョのマクドナルドのセットみたいなので9ユーロ(1,200円)。空港内とはいえ高い〜。
ドーハまで6時間、ドーハから成田まで12時間の大移動だけど、以前の記憶からすると意外と眠ることができた。それは、京都までの夜行バスに慣れたからだと思う。こんなところで夜行バスの経験が活かされるとは思わなかった。寝つき良くすぐさまZzzzz。
ただ復路においては、最後の最後まで「おしり大丈夫?」と言われ続け、「これもスペインのお土産だねぇ」と答えていた尾てい骨も良くはなってはいるのだが座ると痛む時がまだあり、最悪にも機内のシートがまさにそれで、40分ごとに痛みが起き、その都度寝返りならぬ尻返りをしていたので、あまり良く眠れなかった。
そんな中で、見落としていた映画『ウィンストン・チャーチル』を見た。
史実に沿いた内容で当時のイギリスの首相の話なので、映画的な面白さはあまりないのだが、あんな風にチャーチルが首相になって、そんなところからドイツと和平を結ばず徹底抗戦したのかが分かりなかなか面白かった。サブタイトルは「ヒトラーから世界を救った男」となっているが、和平交渉をしていたら、アメリカからの援軍やノルマンディ上陸等も難しくなっていたのだろう、なるほどねぇ。
荷物に関しては、スペインのマドリッドにおいて2度ほど紛失してしまったことがあり、いずれも翌日昼前には届けるというのでマドリッドのホテル名を告げたが、当然届かない。改めて電話をして、1つはアルメリア、もう1つはグラナダのホテルに届けてもらうよう再度お願いして届いたのはいずれも2日後。
そんなことがあって荷物を見るまでいつも気になってしょうがない小心者なのである。が、今回は無事ちゃんと成田にてピックアップすることができた。
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