スーツケース
グラナダ空港に到着して荷物をピックアップしたら、写真のようにハンドルの上部カバーがどっかで引きちぎられてなくなっていた。クレームをつけることもできるが、スゲー時間がかかるのでそのままバスに乗って中心地へ向かった。
なんとか上下伸縮はできるが、戻ったら要交換だ・・・って、こんなの売っているのかとアマゾンをチェックしたらちゃんと4,000円ぐらいで「伸縮ハンドル」として売っていた。
前回のスペイン行きでキャスターが壊れ、今回はハンドル。それじゃ次回来ると割れるとか。
交換ではケースの裏張りの布を部分的にカットしなければならず、また、MacBookは荷物預かりはできないので固いスーツケースは特に必要がないので、買い替えが一番良いのだが、修繕などをすると愛着がより増すので、取り敢ず戻ったら修繕だ。25年以上使っているので安易に廃棄できなくなったのだが、反面、愛着なんて持たない方がしがらみもなくなり、さっぱりするものかもしれない。
後日、帰国してからだが、成田で荷物をピックアップしたら、重ねられて外側の黒いカバーが割れてキャスターが少しへこんでしまった。
さすがに割れたカバーは修正できない。
30年ぐらい使い続け10回強のスペイン行きにいつも使っていたので、経年劣化を含めた寿命だろう。壊れたので新しいのを、ということはなく、同じくらいの大きさのカミさんのスーツケースがあるので、次回からそれを使うことにした。
閑話休題。
モダンなホテル・アベントファイルにチェックインしたら、中庭に出るドアが部屋までの途中にあり、扉付きのガラス窓がついてあった。
ドアの把手を見て、びっくり。レバーがひっかかってガラス扉が閉じないようになっていた。こういう間違いはどこでもあるものなのだが、スペインのすごいのは、施工者も注文したホテル側もこの状態で「良し」としてしまうところである。
把手の位置や形状を変えれば済むだけのことなのだけど、それさえもしない広い心を持つスペイン人が羨ましい。
ところで、1月下旬のアンダルシアは冬を終え春に入ったと言っても過言ではない陽気だ。
経験即から、今の首都圏辺りの寒さというのは、アンダルシアで言えば、12月上旬から1月上旬までぐらいだと思う。グラナダに来てから、ももしきもオーバーの出番はなく、昼間はジャケットも脱ぐ暖かさになり本日の最高気温は19度。寒さから暖かさへ変わるこの時期の服装チョイスはなかなか難しい。気付かぬところでは、安心のために厚着して汗をかきそれで風邪をひくとかがある。
いつものようにグラナダからバスに乗って田舎町のグァディックスへ行ったが、終点がグァディックスではなく、その先に伸びた便も出現し、そうなると掲示板には終点の地名しか出てこないので戸惑ってしまった。慌ててインフォメーションで聞いて乗ることができた。
高速道路も完備されアクセスも便利になったのだが、変わらずグァディックスへは1時間ぽっきり。大都市間ではないローカル線なので座席番号は空欄で、各自勝手に座っていた。
バス駅まで行くと中心地から遠くなってしまうので、いつものように手前の大聖堂の前で降りた。到着は11時だったが14度ぐらいあってオーバーでは暑い。