グラナダへ戻る
昼過ぎにグラナダのバス駅に着いた。
そこから中心地のグランビア通りへ行く4番の市内バスに乗ろうとしたら、バス停に貼ってある4つのプレートには4番がなく、見たことのない番号が記してあった。
その辺の運転手に聞いても分からず駅の受け付けで聞いたら67番と言うのだが、そのようなプレートはなく、聞き間違えかなと76番を探すもなし。
1年半前の情報なんてアテにならないのが相変わらずのスペインだ。ちょうど交通整備などをしている最中でその期間がスペインらしく長く、その最中に訪れてしまったのかもしれない。ということで、次回グラナダに来ることがあっても、今回の情報はアテにならない。と思う。
来たバスに順番に聞いてみて3台目の44番というバスが行くことが分かりそれに乗った。100円だった運賃が150円ぐらいになっていた。
ホテルは、イングラテーラ・ホテル(訳せば英国ホテル)で、中心地のど真ん中にあり、眺めの良い最上階の広い部屋を用意してくれた。窓からベラの塔(アルハンブラ宮殿)が見えるのだが、初めてド正面からのベラの塔を見た。深夜1時ぐらいまでライトアップしている。
朝食付きで一部屋9,800円。二人なので半額の一人4,900円になる。
早くも日本食が恋しくなり、ホテル近くの中華レストラン「東星酒楼」へ行った。この中華屋は、実は留学していた頃の30年前からあり、グラナダに来る時には必ず立ち寄っていたところである。
「スペインに来たのだからスペインの料理を食べるべきだ」というのは20代までだ。
30過ぎたら、滞在中終始スペイン料理だけ食べることは、あまり意味がないことに気付くも、日本料理を食べるよりも中華料理の方が精神的充足感を得られること多し。また寿司とかは高く、一人前3,500円ぐらいはして、当然回転寿司とかはなし。天ぷらやカツ丼とかもあるが、個人的にはハッピーオアシスと思われる目玉焼き定食やサンマ干し定食等はない・・それだと店として経営が成り立たないのだろう。
基本は醤油だと思う。タバコのニコチンが体内から抜けて禁断症状となるように、醤油が抜けるとしばしイライラ感がつのる。それなら魚のカタチをした小さな醤油入れをチューチュー吸うだけでも効果があるかもしれない。試してないけど。
ここグラナダでのランチは、平均1,300円から1,700円ぐらいなのだが、中華のは常に20%安の1,000円とリーズナブル。
ホテルの朝食は何処も似たようなものだが、何処もとても美味く、日本人の口に合い過ぎる。 私と娘は共にA型なので、あれやこれや皿からはみ出るように料理を盛ることはなく、保守的にいつも決まったものを食していた。飽きないんだね、お互い。
Facebookにて「今、グラナダのホテル・イングラテーラに泊まっているよ」とアップしたら、お友達から「ラファエロという友人がそこで働いているので、会ったら宜しくね!」と書き込みがあった。
早速フロントへ行って「ラファエロという人はいますか?」、「私がそうです…」。あれま、なんと奇遇な事か。たいてい「今日はお休みです」などと言われるのだが。思わず挨拶してお友達に。