クエバとボデガ
夕方、ホアキンやルルデの息子達と待ち合わせをしたのが、グァディックスでは老舗の多種多様のワイン樽が並んだバル・ボデガ「Bodiguella(ボディギィージャ)」である。カミさんもグァディックスに行く時には必ずは立ち寄るところだ。
一緒に撮った友達のラウルが早くもFadcebookにアップしたら、それが何故か私のタイムラインに表示されていて、かつ私の日本人の友達も「いいね」をポチッしていて、良く分かんねー。ま、いいけど。
いきなり店の若い二代目オーナーに礼を言われたのは、昔の店の写真がなくて困っていたところに私が1986年にこの店を撮った写真をFacebookにアップしたからだそうだ。その写真を大事に自分のiPhoneに保存していた。フィルムはIOS64のコダクロームなのでちょっとブレてしまっているが雰囲気はちゃんと写っている、と信じたい。暗い店+KR+酔いどれ+三脚なしでちゃんと撮るのは超難度Cだ。
何故かそのオーナーは英語ができたので、娘は殆どそのオーナーと喋っていて誰に会いに来たんだモードだったが、娘にとっては全てが初対面だからむべなるかな。
それでも息子達との会話では「ポケトーク」を登場させた。
日本語で喋るとポケトークがスペイン語で喋るのだが、全然聞こえない。耳に当ててもナニ?つまり周りがうるさいからだ。静かなスペインのバルなんてあまりないので、これは無理だ。
ポケトークは静かなところでのみ有効と言えるかも。駅や市場とかでも無理かも。良くできた翻訳機だと思うのだけど、なかなか難しい、こういうの。マイクを指向性にしたらより良くなるとか。実用性を上げて、マイク付きのヘッドホンにしその頭には小スピーカー付けたのとかなら何処でも確実だ。見てくれや携帯性よりも、まずは実効性だ、でも良いと思う。
とは言え、ルルデの家で食事をしたりあちらこちら一緒に出かけてガンガンに話をしていると、それなりにスペイン語を覚えてきているのが娘で、まずは自分が何をしたいか、嬉しいなどの言葉を覚え始めた。
第二外国語がスペイン語だった娘は「とーちゃん、これで日本に帰ったら結構私もスペイン語を思い出すかもね」。「日本に帰ったらスペイン語の機会なんてゼロになるから、中島家の中で言うくらいに思っていた方が良いよ」。