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コルドバ

 グラナダからコルドバ(メスキータ)まで初めてバスで行った。
 とは言っても今回2度目で初回は30年前にマラガから列車で行っただけである。他マラガからグラナダなどへはバスで行っていた。
 チケットには座席番号も記されてはいたが、みな適当に空いている席に座り、「ここ、私の席ですが」との問いに、「後ろとか空いているよ」との返答が常であり、座席表なんぞは便宜的なものだった。しかし、グラナダやコルドバなどの大都市間のバスは日本のように真面目になった。
 適当に後ろの方に座っていると、若いスペインの女の子が運転手を引き連れてやってきて「ここ私の席ですが」と言う。そのバスには座席番号などのプレートが全くない。
 私は運転手に「それじゃ私たちの11番と12番の席は何処ですかい」と聞くと、運転手は、なんと前から席を数え始め「ここの席だよ」と指し示した。わざわざ数えるんですかい。

ホテル・メスキータ ホテル・メスキータ ホテル・メスキータ

 ぴったり3時間で着いたバス駅は、コルドバの鉄道の駅の隣にあり、いずれの駅舎もリニューアルしてモダンになっていて初めて訪れた町に等しかった。バス停が見当たらないので、タクシーで行った。1,200円。ネットとかでは、駅からメスキータまで徒歩30分とあったが、真に受けなくて良かった。タクシーの車窓から見る限り、手ぶらで歩いても45分はゆうにかかる。
 ホテル・メスキータは、ガイドブック「地ある」にも載っていて、本当にメスキータの真横にあった。写真のように1階が土産屋さんのある建物の2階がホテルになっていて、とても可愛い。3ヶ月前ぐらいに予約したので、写真の角左右2つのテラスを持つ大きな部屋を用意してくれた。外壁は最近ペンキを塗っただけで、中は歴史ある建造物風のパティオ形式になっていて娘は大喜び。ま、卒業旅行で来ているので、ま、いいか。
 ホテルランクで言えば、2つ星だが、それは冷蔵庫とセキュリティボックスとかが設置されていないこともあるからだろうけど、とても星2つとは思えない広さだ。

メスキータ メスキータは、良く写真とかで見かけるようなものが、だだっ広いところに連続に連なっているようなもので、メスキータに造詣が深い人なら見て回るのには2時間以上はかかると思われるが、私レベルだと1時間で「もう全部見たよ」になってしまった。いとかなし。
メスキータの大聖堂 よって明日のメスキータ予備日を繰り上げて、9時半のグラナダ行きのバスを予約した。混んでそうなので。
 今回初めてバス予約発券機を利用したが、予約から支払いまでのユーザーインターフェースが秀逸で、私のような者でも迷いもなくスムーズに操作を行うことができ、プチ感動だった。ただ2人で15.26ユーロだったので、くずそうかと思い50ユーロ紙幣と0.30ユーロ(30セント)分の硬貨を入れたら、おつりは紙幣ではなく、2ユーロ硬貨がジャラジャラとスロットマシンのように出てきて、くずし過ぎた。この辺はあまり賢くない。
 スマフォを使ってのWeb予約もあるけど、この辺のテクは門外漢。本当は窓口で直接予約したかったのだが、到着した11時半のその窓口には「13時半まで休憩」との張り紙があった。