ホテルの朝食
スペインに限らず、朝食は外の店に求めず、その宿泊先で食べるのが何よりも精神的に良いというのがここ最近のマイルールである。
30年ぐらい前のスペインの朝食(含むラテン諸国?)は、本当にパンとコーヒーとかぐらいで、これにジャムがつけば幸運というぐらいの質素で、こんなホテルの朝食に金を払うのか?(三つ星のホテル)となりもっぱら近くのバルで我慢していた。
最近は欧米化してバラエティに富んだ内容となり、宿での朝食は旅の楽しみの一つにもなっている。国内でも台湾とかでも同様。
コルドバのホテル・メスキータでは、築100年の建物の中にある可愛い中庭が朝食会場だった。私は築100年に感動し、娘はその可愛さに感動していた。
その朝食の内容はどのホテルもだいたい同じで、本当は目玉焼きが食べたいのだが、たいていは調理が楽なスクランブルエッグ、またはスペイン風オムレツ(トルティージャ)になっていることが多い。この時にはその中庸的なゆで卵があって涙~。
スペインの朝食では有名なチューロがあり、これを娘に食させてやりたい気持ちがあるのだが、普通に頼むと宅配ピザのMサイズで来るのでそのトライを躊躇しまくっている。
チューロ自体は美味いのだが、これとコーヒー(またはチョコレートココア)ぐらいなので、みんな甘いもの!となり、私にとっては苦痛だ。
味付け等はちょっと違うけど、スペインのチューロって台湾や中国の油条と似ている。
どこもかしくも中国人が多いので、もしかしたらその中国人向けとして朝食に粥などがあるのではないかと期待していたのだが、私の泊まるホテルは団体向きではないことに気付いた。それでも今宿泊しているグラナダの英国ホテルにも中国人と韓国人が多く、ちょこっと日本人がいるくらい。ハングルで書かれたBooking.comの予約用紙を持っていたので、みんな似たようなところから予約入れているのだろう。
とすれば、近くにある以前良く利用していたホテル・アナカプリも中+韓+ちょこっと日で占められているにちがいない。