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土曜日市場

 グァディックスに着いたのは土曜日の11:15。毎週土曜日に開催される青空市場に立ち寄った。小学校の校庭の2倍ぐらいはある広場に無数のテントが立ち並び、海産物や生鮮野菜などの食材や日用雑貨などが陳列されている。ChanelやAdidasと記されたものも売っているので、真面目に考えない方が良いとも言える。若い独身の頃、made in africaと記された3個100円のコンドームを買ったりしていたのが懐かしい。

土曜日市場 土曜日市場 土曜日市場

 青空市場の後、花屋に立ち寄って墓に供える花を1,000円分束ねてもらった。
ホァキンの墓参り  おふくろが亡くなった翌月に亡くなった友人ホアキンの墓参りで、今回2度目だ。そのホアキンの妹のルルデと一緒に墓参りをしてホアキンの前でパシャリ。墓の前でニコリはどーよ、と思うが、ホアキンを知らずプライベートな外国での墓参りだから、ま、いーか。
ルルデ宅で昼食 SNSとかで誰かがなくなったことに対して見かける「D.E.P.」は、「Descansa En Paz」の「安らかに眠れ」の略語なのだが、俗語か口語かと思っていたら殆どの墓の前に記されていて、正式な言葉であることが分かった。

 ルルデ宅で昼食をとった。
 娘にとっては初めての家庭料理だが、口に合わないものはなく全て平らげていた。その一つにはリゾットが出たが、アーティチョークが入っていた。私はビジュアル的に苦手で、カリフラワーやブロッコリー同様食べられず、「ルルデ、ごめんなさーい」。
リンと隼 ルルデの息子が趣味でいろいろな鳥を飼っていて、その中の隼を持ってきて娘とツーショット。生まれて初めて身近で隼を見た。

 親ばか的に、クエバだけは娘に見せてやりたかったのでルルデにお願いした。単にクエバを見るとかではなく、実際にそこに住んで生活しているクエバ(家)の中を見せてもらうということで、それはルルデの友人や親戚だった。

 グァディックスではなく、そこから5kmぐらい離れた思いっきり小さな村パウレンカへ行った。以前にもクエバの撮影で行ったところだが、ルルデは「ここにはバルなんてものはないと思うよ」、連れのマノーロは「1軒ぐらいは必ずあるよ」と言っていたので人口2,000人ぐらいかな。
 好みは別として、また住むかどうかは別として、たいていの日本人ならとても可愛い家だ、と思うだろう、各部屋小さいながらもアーチ型の低い天井が象徴的である。
 娘はルルデにすっかりなじみ、「ルルデおばちゃん」などと言っていた。

パウレンカ パウレンカのクエバ パウレンカ

 ところで、1年半振りに会うあちらこちらの友人から「前より若くなったんじゃない、かっちょ良くなったよ」と言われ、この歳になって自我に目覚めた。うそうそ。
 以前は髪を短めにしてそのままだったのが、今は少し長めでバックに流すオデコハゲなので、あくまでもスペイン人の感覚からして良く見えるだけであって、その証拠に日本では、怪しいという声がしきり。ただこのような整髪にしてスペインへ行くと、気色悪がられずに接してくれること請け合いだ、のような気がする。