台湾短期留学滞在記
【 倦怠的な後半初期 】 2010.1.8 23:42

 台中も本格的な真冬に突入したのか、ここ数日ずっと雨まじりの天気で寒い。
 東京に比べたらどおってことない気温(8度ぐらい)だけど、暖かいお国なので暖房設備がなくその分寒い。
 明け方、毎度のバカ犬が吠える前(最近は6時頃)に寒くて目覚めたら布団を蹴飛ばして寝ていた。寝相悪かったんだ、私。
 悪寒が走ったので薬を飲み安静にして再度寝た。

 ずっと雨または曇天なので、最初は雨の日の街も良いな、とスナップしていたけど、だんだんと飽きてきた。
 風邪のこともあるので部屋でずっとお勉強。
 お勉強、っつーたって、わざわざ現地まで来てやることではなく日本でもできるようなテキストの構文と単語のおそらい。

 2時間ぐらいやっていたらさすがに飽きてしまい、仕方がないので付属CDRを聞く。
 個人差や好みもあるのだけど、単に聞きまくるのじゃなくて、ひたすら何回も何回も聞いて書いて行く方が私には身に付くような気がする。
 でも、一度書いてしまった後に聞くと「あ、これね」と覚えてしまっているのであまり身じゃなくて耳が入らない。

 中国語は友達を呼ぶ時に「ちゃん」みたいな感じで「小」を付けるらしい。
 大陸とは微妙に違うみたいだけど、私なら「小中」とか「小健」とか「阿中」「阿健」。
 女の子同士の会話のヒアリングだと、小陳と小王が、共通の友達の小芳のことを話をしていたりすると途中から「こいつはどいつだったっけ?」。
 外国人向け日本語の会話で言うのなら、佐藤さん、斉藤さん、遠藤さんが出てくるようなもんだ。

 中級以上なら分かるけど、初級や入門向けはもっと分かりやすい名称を使ってよ!せめて、小陳が出てくるのなら、中王、大芳とか、または「小」が3人出てくるのなら、ブスだとか美人だとかデブだとか個性を記述してくれないと、これが日本語で喋ったとしても、声だけじゃ分からない、と先生にグチを言ったら次の章で「大同」が出てきた。

 ヒアリングだと最初の一言が重要で「今日から夏休み・・」とか「仕事が8時に終った・・」とかなら良いけど、いきなり「ショウワン」「ショウウー」とかだと人の名前か?でドキッとしてしまう。
 「小王と小芳は・・」は、「ショウワン・ハァ・ショウファン」だけど、通常の会話とかCDRでは「ショワンハショファン・・」に聞こえたりして「ショワンハ」って何?

 「小呉はイギリスに行きたい」は「小呉喜歓去英国」で「ショゥウゥ・シィファン・チュィ・イングォ」だけど、CDRだとネイティブだと言いやすいだろう「ショゥ・ウゥシィ・ファンチュイングォ」に聞こえて、「收五十房處運過」かなぁ?なんて中途半端に聞き取って「50の部屋を受け取って運びました」・・・なんだこりゃぁ?無限ループのラビリンス〜♪

 ↑例えばの例だけど、慣れの問題としても入門には辛いよ、こんなの〜、「ちゃんと喋ろよ台湾人!」と雨に日の午後、ホテルの部屋で叫んでいた。

 酒が切れたので、夕方近所の毎度の薄汚い万屋にウィスキーを買いに行った。
 ここのじーちゃんカタコトの日本語を喋るのでいつも私が行くと「あ、日本人、またウィスキーね。台湾ウィスキー、一番〜!」

 見たら店内の椅子に座って近所のおっさんが酔っぱらっている。おお、日本みたいな風景がここ台中にもあった。
 それなりに酔っぱらっていて「これから仕事かい?イーホウ、サンバンマァ?(以後上班?)」。
 シャンバンだろうがぁ!と思うも、最近、学校では「それは外では○×と発音すればOK?」と教えてもらっている「バイリンガル」で勉強をしている昨今。

 でも台湾の中国語として「国語を習っている」と言ったら「・・・あ、中文ね」とタイムラグがあった。
 この辺の感覚は微妙なのかもしれない。

 滞在2ヶ月の半分を折り返した。



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