台湾短期留学滞在記
【 銀頓 】 2010.1.19 23:27

 毎日のように酒とタバコを買いに行けば、嫌でも顔を覚えられる。
 コンビニ行って、後ろのタバコ棚を指すようにちょっとあごを上げると、店員がマイルドセブン・ワンをだしてくれる。
 「スー・スー・スー」を覚えたから良いけど。

 近所の汚ねー酒屋に行くと、いつものじーちゃんが「ウィスキーだろ、これはどうだい?」
 「330元(940円)は高いよ、300元にマケてくれない」
 「いやいや、酒はマケられないんだよ〜」
 「えぇ、じゃ他に美味くて安い台湾ウィスキーないの?」
 丸い筒のケースに入ったのを出してくれた
 「これも美味いよ、220元(630円)」
 あるじぇねーか、じーちゃん、日本人だと思って足下見てんのか?

 いつも買っている300mlのが100元(285円)、名称は「金頓」。
 この箱付き700mlのは「銀頓」。
 それぞれのラベルを見たら製造元は同じで「国本製酒生技股分(有)」。アルコール度数も同じく40度。
 普通「金」の方が「銀」よりも上だろう(日本ではそうだ)。それじゃ「金頓」の700mlのフルボディはもっと高いのだろうか。

 ちょっと計算してみた。
 「金頓」の300mlが100元だから、1mlあたり3元、こちら「銀頓」は、700mlで230元だから3.04元・・同じじゃないか!
 中身は同じでラベルだけ変えているとか?日本ではこういう商法、なかなかお目にかかれない。

 時々「不思議台湾」に遭遇する。



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