台湾短期留学滞在記
【 土曜の昼下がり 】 2010.1.10 11:03

 最近の寝起きは怠慢で、起きたら一服しながらメールチェックをして出かけ、いつもの屋台で雑炊朝食を買って学校へ、というのがパターン。

 休み時間にトイレへ行き、手を洗いながら窓の外を見て、その日の天気を改めて確認する。
 授業が終って飯喰ってそのままホテルに戻ってからの3時間ぐらいが一番集中力が出るので、いつもその時間に予習や復習をし、遅めの昼下がりにプラプラとお散歩スナップをしている。

 でも土曜日の天気は、東京で言えば4月下旬ぐらいの陽気だ。
 こんな日に部屋にこもっているとバチが当たるのではというような錯覚に触発されて突如、リベンジの鹿港へ行くか!

 ことを構えすぎて大げさになるのは、語学力不足と異国の地での不慣れからで、少し慣れたところで見てみれば、春陽部落も鹿港も日帰りでき、鹿港なんぞは授業が終った後にでも十分に行ける場所であるのに気付いた。

 台中から鹿港行きのバスはあるのだが、台中駅から微妙に離れているので時間を合わせれば、彰化という駅まで電車で行くのが便利だ。彰化駅から鹿港までのバスは頻繁に出ている。

 最初に鹿港へ行ったのは台中に来て最初の日曜日、そこからちょうど1ヶ月後に再訪。
 当社比で少し会話や聞き取りにも慣れてきたので、ゆとりをもって町並みを見たり写真を撮ったりすることができたようだ。
 そして、改めて古い町並み横丁の老街へ行ってみれば、やはり10年ぐらい前に来た場所だ、というのを思い出した。
 前回は、変わってしまった町並みとゆとりがなかったのとで、それに気付かなかったのかもしれない。
 鹿港で一番のお寺「天后宮」へ行ったみたが10年前の記憶はない。狭いからからな、広々とした龍山寺の方が記憶深かった。

 春の陽射しがサンサンだった台中が、鹿港へ来てみれば、いつ雨が降ってもおかしくない曇天模様。
 3時間ぐらいお散歩スナップして、戻ってきたのが7時過ぎ。
 明日は春陽部落へゆくぞ!台中発の直行便が8時にあって10時過ぎに着く。

 軽く飲んで早く寝よう、と担子麺の「渡小月」へ行く。
 ここの人達は何故か日本が好きで、日本語を教えてくれ、と良く聞かれる。
 「いらっしゃいませ」「まいど〜」とかを言ってアルファベットピンインで記すが「分からないよ〜」
 ノートを見ると、いろいろな日本語が読みとしての漢字で併記されていた。当然漢字ごとに四声があるのでそのまま読むと、私の中国語風になってしまう。
 書いてくれる、と言われたので、ビールを飲みながらそれぞれに注音符号で記した。けっこうな数で逆に注音符号の勉強になった。
 中国語には、キ・ケ・シ とかがないんだねぇ。幸い市井の人なので、zh/ch/shi とかで代用できてしまったのもあったが。

 気がついたら台湾ビールが4本になっていて、今朝起きたら9時。バスは埔里あたりだ。
 春陽行きは来週に持ち越し〜。



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