台湾短期留学滞在記
01/06 プリント注文 その3 
01/06 田舎のバスは〜♪ 
01/05 プリント注文 その2 
01/05 ダンキンドーナツ 
01/05 プリント注文 
01/05 春陽部落での食事 
01/05 Seteq 
01/04 ちょっと痛かった 
01/04 山羌 
01/04 霧社の霧 
01/04 美燕坊ホテル 
01/03 台中〜埔里〜春陽部落 
01/02 ビバ、スカイプ〜 
01/01 学校は4日から。 
01/01 回って回って・・・ 
01/01 タラコ 
01/01 謹賀新年 
12/31 カウントダウン 
12/31 跨年 
12/30 晦日 
12/30 春だ! 
12/29 牛肉麺 
12/29 春陽部落 
12/29 原住民部落 
12/27 台湾ビール 
12/25 帰省ラッシュっすか? 
12/25 スースースーのプレゼント 
12/24 イブはプチご馳走 
12/24 「渡小月」 
12/23 もう一つの乾麺 
【 山羌 】 2010.1.4 14:34

 荷物をホテルに置いて、その辺をブラブラとスナップ。

 メインの坂道から左右に小道が延びていてその辺の人に「この先、行ける?」と聞いたら「行けるよ」
 行ってみれば行き止まりで他人の家の入り口。ま、確かに行けたけど、質問の仕方が悪かった。

 民族の機織り工房を通り過ぎようとしたら横の家先でみんなが集まって食事をしていた。
 顔見知りのおじさんがいて「あ、来たんだ。一緒に食べようよ」
 「食べたばかりだから要らないよ、ありがとさん」
 「それじゃ飲んでゆきなよ、酒あるよ」

 みんなに挨拶をして椅子を借りて・・・30半ばぐらいのあんちゃんが出てきて流暢な日本語で挨拶されてびっくり。
 工房のおかあさんの息子で、現在、台中近くの高校で日本語を教えていて、正月だから帰省中とのこと。
 日本語を上手に喋る台湾人や中国人を時々見かけるが、たいていは中国語の四声が影響するのか会話の節々に不自然なイントネーションを残すので外国人というのがすぐ分かってしまう。でもその彼の日本語は流暢を超えていて日本人そのもののように喋っていて、こんだけ流暢に喋る台湾人/中国人は少ない私の経験としても初めてだ。
 日本での留学経験はなく、台中の高校、大学、大学院にて学んだそうだ。優秀だ。

 粟で作った地酒で名称は「泡酒」または「小米酒」。
 韓国の農酒マッコリルまたはどぶろく風で、美味い!
 「サンチィァンだけど食べてみる?」
 サンチィァンが分からないので、注音符号で書いてもらったら山羌。
 山にいる羌という動物なのは分かったけど、羌って何?ピンインに直したらqiang1。辞書で調べたら、羌(きょう)・古代民族の一つ・チャン族・・・、うへ、まさか首狩りの風習が残っている?
 「まさか、人じゃないよね?」
 「まさか」
 「空を飛ぶ?」ムササビかと思った
 「飛ばないよ」
 「イノシシ?」
 「それは豚の一種だから違う。たぬきでもきつねでもない」
 おかあさんが、皮を剥いだその動物の頭を持ってきた。
 細長い犬のような動物で、2本の角があるらしい。どうやら日本にはいない野生動物らしい。
 相変わらず塩気のないので何を喰っているのだか全然分からなかったけど、かすかにハマグリのような貝の香りがした。

 台中に戻ってネットで調べたら日本にもいるキョンで鹿の一種だった。

 台中に戻って学校の先生に聞いたら「そんなの食べないよ〜」。
 日本のひなびた温泉へ行ってきて「鹿肉を食ってきたよ」と言った感じだろう。

 昼間の酒は効くなー。コップ酒4杯飲んだら気持ちよくなってきた。
 酔いどれ風でそこを辞し、千鳥足でまたプラプラとスナップ。
 ド派手な帽子をくればおばちゃんの民族お土産売り場にも行ってきた。
 「一人で来たの?」
 おばちゃんは奥のリビングで食事をしていた。

 スナップをしていたら雨が降ってきた。
 空を見上げたら、そぐ止みそうな感じの雲行きではないのでホテルへ戻った。
 おかみさんとの食事の待ち合わせは5時。少し時間があったので仮眠することにした。
 ウトウトしかけ時、大音量のカラオケ大会が真下から聞こえてきた・・。



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