台湾短期留学滞在記
01/06 プリント注文 その3 
01/06 田舎のバスは〜♪ 
01/05 プリント注文 その2 
01/05 ダンキンドーナツ 
01/05 プリント注文 
01/05 春陽部落での食事 
01/05 Seteq 
01/04 ちょっと痛かった 
01/04 山羌 
01/04 霧社の霧 
01/04 美燕坊ホテル 
01/03 台中〜埔里〜春陽部落 
01/02 ビバ、スカイプ〜 
01/01 学校は4日から。 
01/01 回って回って・・・ 
01/01 タラコ 
01/01 謹賀新年 
12/31 カウントダウン 
12/31 跨年 
12/30 晦日 
12/30 春だ! 
12/29 牛肉麺 
12/29 春陽部落 
12/29 原住民部落 
12/27 台湾ビール 
12/25 帰省ラッシュっすか? 
12/25 スースースーのプレゼント 
12/24 イブはプチご馳走 
12/24 「渡小月」 
12/23 もう一つの乾麺 
【 田舎のバスは〜♪ 】 2010.1.6 2:41

 バス停には到着時刻の2分前に着いた。
 何処でもそうだけど定刻通りというのはバスには存在していなくて、定刻があるのは始発のみだ。
 5分過ぎても来ないのを怒ってはいけないのかもしれない。

 その時、若い女性の二人乗りのスクーターが坂道から降りてきて一人を降ろしてまた上がっていった。
 少ししたらまた違う女性を乗せて降りてきた。
 つまり、2人をバイクでバス停まで送ってきたということだ。それほどの距離じゃないと思うけど。

 心配なのでお三方に聞いてみた、「埔里行きのバスに乗るの?時間は2時10分だよね」
 「そうですよ〜」
 二人ともデジカメをぶら下げていてお互いを記念に撮り合っていたのでまとめて撮ってあげた。
 キャノン45D、聞いたことないので輸出用だろう。
 聞いてみたら、台北のオフィスレディ達だ。
 大学の仲良し同級生がここ春陽部落の小学校に赴任したので泊まりで遊びに来たらしい。
 「あ、それなら美燕坊ホテルのおかみさん知っている?学校の先生とかじゃなかったっけ」
 「知っていますけど、あの人は偉いので埔里の協会の方です」
 あ、と思って、もらった名刺の裏を見たら「南投県原住民愛楽発展協会理事」、よく分からないけど偉そうだ。
 その赴任の先生の女の子、何故か水泳の北島選手に似ている〜。絶対セデック族じゃないと思った(偏見)。
 
 写真を撮ったりして、何故か一緒に遊んでいた。
 などとやっていたら時計は2時40分・・全然来ないのでおかしいな?
 その北島先生、その辺のあんちゃんに聞いくれた。どうやら表示されている時刻表は古いやつで、今年から新しくなって時間は2時50分とのこと。ま、来るのなら没関係〜。

 陽が傾いてきて私たちの長い影が道に流れている。
 その影を撮ったりして遊んでいたので影絵を教えてあげた。犬とかきつね、鳥とか・・・。
 こんな場所とこんな時じゃないと若い女性とこんなことをして時間なんぞを過ごさないだろう、いや過ごしてくれないだろう、おじさんエレジ〜。
 でも仲良し3人組のようだ。別れを惜しむかのように妙にはしゃいでいた。

 3時になっても来ないので、本当に来るのか二人は心配になったようだ。
 私も心配だけど、親切にも美燕坊ホテルの娘さんが車で帰るので4時だったら埔里まで乗せていってくれる、と言ってくれたので最悪は娘さんとドライブというのもあった。
 途方に暮れながらバス停で突っ立っていると、きんちゃんと奥さんのバイクが向こうからやってきた。
 先ほどのご馳走になった家からの帰りだ。
 「あれ、何やっているの?バスに乗って帰ったんじゃないの?」
 「いや、古い時刻表だったみたいで、そろそろ来る時間なんだ。いろいろ親切にありがとさん。また来るね〜」

 バス停前の万屋ではカラオケがガンガンにかかっている。エコーかけすぎだよ。
 曲は「昔の名前で出ています」、なんと日本語で歌っているよ。
 こちらは、昔の時刻で待っています。

 北島選手がブチ切れ気味にバス会社の南投客運に携帯で問い合わせた。
 「時間が変わったのにその知らせがないし、時間通りに来ない。一体どうなっているんだぁ!!」の口調で言っている。でも北島、声でデカすぎ、そして道の真ん中で叫ぶな、あぶないぞ。

 で、正しい到着時刻は、3時30分。あいや〜。ま、来るんだから良いか。
 やっとバスが来て北島と別れを告げ、3人はバスに乗った。10分ぐらいでみんな待ち疲れでZZzzzz・・・。 

 ヘアピンカーブの続く山道を下ること1時間、やっとと言う感じで埔里のバス駅に着いたら、なんと北島がいるよ。
 そうか、125ccのバイクであの山道を下って先に行き、埔里まで見送りに来てくれたわけだ。本当に仲良し3人組なんだな。
 乗り継ぎが良く、彼女達は10分後の台中の新幹線駅行きのバスに乗り、私は15分後の台中駅行きのに乗った。

 相変わらずのリムジン風バスでガラガラのゆったり復路。
 夕日に照らされながら、ドラクエ9のLvを94から96に上げた。あと3つ。

 駅から市内バスに乗って見覚えのある中友デパートで降りた時、何故かホットし、ホテル近くのコンビニに来た時には、帰ってきた、という実感があった。
 少し台中滞在に馴染んできたようだ。



1 2 3 4 5