台湾短期留学滞在記
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【 コンビニでバスカード 】 2009.12.15 1:10

 Nova(電気デパート)からホテルに戻るバスを待っていたら長距離バスのが来た。
 カードをかざしたらブブーッ、もう一度かざしてもブブーッ。
 表示を見たら「-15元」。15元出したら、金は受け取れない、と運転手。
 以前と同様、そこで100元のカードを買うとしたら、ないよ〜、と運転手。
 それじゃ、そのまま乗りな、と運転手。

 超豪華なバスなのに乗客がおばーちゃん1人。
 レイバン風のグラサンをした若いあんちゃん運転手は、なかなかきっぷが良い感じで、私に話しかけてくる。
 日本人かい?何しに台湾に来たの?どのくらいいるの?・・・毎度の質問だけど、勉強になるので真面目に返答する。
 日本の若いアイドルが好きだと言っていたけど、何せ漢字を中国読みするから誰?状態。もっとも、その名前が分かっても私には分からないけど。
 アイドルで知っている若いのと言えば、なんとかゴマキぐらいまで。

 いろいろ話し込んでいたら
 「ところで何処で降りるんだっけ?」
 「学士路口だよ」
 「あ、通り過ぎてしまった。次でいい?お寺もあるから見てゆけば」
 先ほどのバスカードを見せて「これは何処で買うの?」
 「セブンイレブン〜!」
 なんだよ、最初から言ってくれよ、それなら没問題〜。

 コンビニがあったから「バスカード、1枚ちょうだい」、おねーちゃんはキョトンとして通じない。
 バスカードは bashika でしょ?!もしかしてと思って basika と言ったら通じた。でも100元のをちょうだい、と言ったら、200元ナントカカントカと言っていて良く分からない。
 取り敢えずその場は買わずに辞した。

 後で学校の先生に聞いたら、100元分はデポジットで残金20元以上ならそれらカードと交換で換金できるらしい。
 それなら最初にバスの中で買った100元のカードはなんで?と、いうのは中国語でなんとか言えるようになったのだが、その説明は確実に聞いても分からないと思うので質問しなかった。

 夕方、別なコンビニ行って200元のを買って、ふと思ったので「これが使い終わったらどうするの?」、またまたおねーちゃんはキョトンとして通じない。なんで?
 カードをかざしながら「這片使用完了的時候,怎麼做?」、いくらなんでもこのくらいも通じないのか?正しい中国語ではないにしろ、意味は通じると思うけどなぁ?
 単に察しの悪いねーちゃんばかりなのか。
 台湾セブンイレブン株式会社の女性従業員雇用規約に、売り上げを上げるために融通の利かない、つまり察しの悪い女性バイトを優先的に採用、とか記されているのかもしれない。
 逆に若いにーちゃん達はとっても察しが良く、詰まりながらのカタコトでも、よくぞこんなので通じたな、というのが多い。
 中国語に不安がある場合、そしてコンビニ強盗の予定がないのなら、若いあんちゃんがいるコンビニに行くのがベストだ。

 タバコはカウンターの後ろにあって種々雑多それぞれ番号が振ってあって、どのセブンイレブンでも私のマイルドセブン・ワンは44番だ。
 「あの44番(sishisi)ちょうだい」と言うと「スースー(ヨンヨン)ね」。
 せめて、スースースーとか言って欲しい〜。

 Aというコンビニでは55元(150円)、Bでは75元(206円)、その伝票を見ると、読めない漢字で20元がプラスされている。ガイジンだから?いや、それならなんでAコンビニが55元なんだ?
 当然その日からずっとAコンビニで買っている。

 昨夜飲んだお店へ行って餃子を頼んだら「いくつ?」
 焼き餃子と水餃子の両方を頼もうと思ったので、「焼き餃子は4個(sige)」。
 台湾のお約束事風に10個(shige)来た、わお〜。
 確かに勉強不足なので4声の4(si)があまり下がっていなかったのだが、si の発音は数字では他にない、と勝手に思い込んでいた私が間違っていた。
 「ごめん、水餃子は明日食べるから今日は焼き餃子だけで良いよ」。

 結局、カードがなくなったらチャージするのか、または新たに買い直すのか(おそらくチャージだろう)。
 日本ならこんな事はすぐ分かるもんだが、在外国の場合、一事が万事、語学力がないと何もできない、そしてすぐ終わることがすごーく時間がかかる。

 バスを降りる時にグラサンにーちゃん運転手がパンフレットをくれた。
 「天天座不用銭/免費公車路網資訊 5.18-12.31/持カード搭乗」と記されていた。
 どう見ても、示された路線のバスはタダ!というふうに読める(ホントかよ)。
 ということはそのバスも無料。しかし料金不足と表示された。残金があれば無料ということ?
 こんなの金を払っても大した金額じゃないのだけど、どうもこういう事って気になって気になってしょうがない。
 台中に来てから大したところへは行っていないのだけど、もうバスに乗ること自体が大きなアドベンチャーだ。



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